投稿者: tamakiAdmin
交通安全研修大会
今年も1月27日(土曜日)16時30分より恒例の安全研修大会を開催しました。
全社員が一堂に会しての安全研修大会は身が引き締まります。
戸田社長による開講の挨拶に続いて第1部が始まりました。
今回の講師は㈱インターリスク総研の田中様にお願いいたしました。
「交通事故を起こさないために」をテーマに約1時間の講演でした。
田中講師の講演は歯切れが良く最適なテンポで内容も判りやすく、あっと言う間の1時間でした。参加者全員で今年こそは無事故無違反で1年間を過ごすことを誓いました。
休憩を挟んで2部の勉強会では、川上係長によるエコドライブ10のすすめを学び、その後樋口常務によるCOP23「ボン会議」の問題点や、今後の行方を聞き、最後に平成29年7月~12月の省燃費運転者上位5名と努力賞5名を表彰し安全研修大会を終了しました。
場所を変えての懇親会は、前回評判の良かったサッポロビール園で行いました。
壁がレンガ作りのしっとりとした個室で和気藹々と飲んで食べて、おおいに盛り上がり予定の2時間を大幅に超えての懇親会でした。次の安全大会を楽しみに名残惜しくも散会しました。
皆既月食
皆既月食
大変遅くなりましたが明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨夜は皆既月食だったので夜空を見上げた方も多かったと思いますが、御多分にもれず私も寒い中を観測しました。今回の皆既月食は「スーパー・ブルー・ブラットムーン」と言われ非常に珍しい現象との事。一説によると265年に1度とか。
天候が心配されたが月食が始まる頃には、晴れて絶好の観測日和となりました。皆既月食が始まってから急に写真を撮りたくなって、愛用の一眼レフと何年も使っていなかったサンニッパ(300m/mF2.8)のレンズと2倍のテレコンを引っ張り出し、2階のベランダで撮影をしました。
ベランダは狭く三脚を立てるスペースが無いので、手持ち撮影をするが600m/mを手持ちは流石に無理で写真はブレまくりのオンパレード。ISOの感度を最高まで上げようやく撮れたのが添付の写真です。
やはり事前に準備をして郊外の高台で三脚を立てて、ピントをしっかり合わせて撮らなければ良い写真が撮れないと反省しております。寒さを我慢して夜空を見上げていましたら、久しぶりにオリオン座が見えて中央に並んでいる3つの星が肉眼ではっきり見えました。最近めっきり目が悪くなったと思っていましたが、はっきり見えたのでまだまだ大丈夫かなと思いましたが、乱視なので星はダブってみえました。左上のペテルギウスもあんなに赤かったかしら。3つの星の下にぼんやりと立てに並んだ3つ星の中にオリオン大星雲もかすかに見えました(見えた気がしたのかも)。
大変寒かったけれど冬の星座の観測は、童心に返っていいものだと思いました。
人生黄昏
注1:スーパームーン 通常の満月より14%ぐらい大きい
注2:ブルームーン 1ヵ月に2度目の満月
注3:ブラッドムーン 皆既月食により月が赤っぽく見える
ジャケ買い
写真クラブの例会が早く終わったので帰りに狸小路側のタワーレコードに寄ってみた。クラッシックのコーナーを掘り出し物が無いかと探していたら、ちょっと派手なアートなジャケットが目に留まった。クラッシックのジャケットは通常、指揮者か演奏者の顔が乗っているのが多く一目で内容が判る物が多いのだが、こんな素敵なジャケットはなかなかお目にかかれない。思わず手にとって見るとそれはモーツアルトのピアノソナタで演奏者はアルド・チッコリーニだった。チッコリーニの名前は知っていたが自宅にはLP、CDとも1枚も無かったと思って値段を見ると1,728円とリスナーブルで、これはもう買うしかない。
早速家に帰って聴いてみる。録音されている曲目は第11番(トルコ行進曲付き)、第2番、第13番でチッコリーニ85歳のときの録音(2011年5月)となっていた。
年齢を感じさせない若々しい演奏で何よりピアノの響きが素晴らしい。透明度が高く音の立ち上がりの早いのが素人目にも分かる。ライナーノーツによると使用しているピアノはベヒシュタイン製との事。知識が無かったのでネットで調べると、スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並んで世界3大ピアノメーカーで一台一台が手作りとの事。ピアノのストラディバリウスと呼ばれるほどの名器で、多くのピアニストに愛されているそうです。モーツアルトのピアノソナタ第11番(トルコ行進曲付き)はCDで5~6枚あるがこのチッコリーニ盤が一変に好きになった。最近聴くことの多かったグールドの11番とは比べ物にならないほど美しい音色です。グールドの11番はテンポが極端に遅く特に第3楽章のトルコ行進曲はトルコの軍隊はそんな華麗に行進しませんよと言いたげに極端にテンポを落としている。私はグールドが大好きなのでこの解釈も有りだなと思うのだが、モーツアルト好きに言わすとこんな演奏はモーツアルトでない。非常に雑な演奏だと発売当時非難が集中したそうです。最もグールドはモーツアルトのピアノソナタはいずれもたいした作品が無いとインタビュで語っているが、その言動もモーツアルトフアンの神経を逆なでしている。
グレン・グールドの話は又の機会に譲って今回のジャケ買いに戻すと、ジャケ買いは度々するのだが、大方はジャズボーカルでそれも美人の歌手のものに限られているが、今回のアートのジャケット買いは満足のいくものだった。
今後はクラッシックコーナーにも注目していきたいと思います。 人生黄昏
先見の明 Ⅱ
今年のノーベル文学賞は、カズオ・イシグロに決まった。
3年ぐらい前に妻と一緒に本屋でミステリー本を物色していたら、めったに本を買わない妻にミステリー以外で何かお勧め本を教えてと言われ、カズオ・イシグロの“私を離さないで“を勧めた。私はカズオ・イシグロの本はいまだに1冊も読んだことが無く、しかも名前から推してアメリカに住む日系二世だとばかり思っていた。今回の受賞で彼が長崎生まれで5歳の時イギリスへ渡ってイギリス国籍を取得した作家と知った。受賞のニュースを見ていた妻が「この作家の名前どこかで聞いたことがあるよ」と言い出したので、「3年ぐらい前に”私を離さないで“を文庫本で買ったしょ」といったら思い出したらしく「読んだあと、後味が悪かった本だね。私はやっぱりハッピーエンドで終るほうがいいな」と言って、続けて「この本どこにあるかな」と言うので「もう一度読み直すの」と聞いたら「今すぐブック・オフに持っていったら高く売れるよ」。 何だそっちかよー。
ともかく私のおかげでノーベル賞受賞作家の本を3年も前に先読みできたのだから、私の先見の明に感謝したらと思うのだが。
今年も村上春樹が取れなかったけれど来年以降に期待しよう。
人生黄昏
新車納入になりました。
横浜のジャズ喫茶店
昨年の話になるが横浜駅の近くのジャズ喫茶店を探したことがある。その一つがちぐさと言う、かなり古くから横浜にある喫茶店だった。(後に調べて判ったことだが、昭和8年の創業で昭和20年の横浜大空襲で店舗及び6000枚以上のレコードを消失。昭和23年に店の常連やジャズメンより千数百枚のレコードを手に入れ再開する。平成6年に前オーナーが亡くなりその後オーナの妹により営業が引き継がれたが平成19年に惜しまれつつ長い歴史の幕を閉じる。平成24年3月に有志により保管してあったオーディオ器材やレコードを持ち寄り、営業再開し現在に至っている。創業84年、現存する日本最古のジャズ喫茶店)。 お店は横浜の野毛地区にあり直に見つかった。店に入ると正面に大きなスピーカーが備えられており明らかにオリジナル品と分かる。プリアンプもパワーアンプもビクター社のエンジニアリングの高橋さんの製作による特注品との事。パネルにちぐさの名が刻んであった。プレーヤーはテクニクスのSP25他。
椅子はスピーカーに対面して座るように配列しており純粋にジャズを楽しむように配慮されていた。昼下がりの時間帯で常連客らしき人が3人いてコーヒーを注文すると500円と安め。
鳴っている音は音量控えめで非常に優しく刺激的な音は一切聞えてこない。これならクラッシク曲も鳴らせそう。しばらく音楽に酔いしれているとマスターらしき人が分厚いメニューを重そうに持って私のテーブルに来た。ワインか何かののメニュー表かなと思って開いてみると英語でレコードの名前がびっしり並んでいる。何かなと思って聞くとリクエストブックだと言う。この中から片面だけをリクエストして良いとの事。常連客のいる中で一見さんの私を選ぶなんて、流石にお目が高いと感激し、ぱらぱらとめくったが面倒くさくなったのでシェリーマンの2.3.4のA面を頼む。この曲は自宅で何回も聴いているのでこの特注の装置でどんな音が出てくるのかなと期待する。やがて出てきた音は上品で柔らかくシェリーマンのドラムはしっとりとしていて普段家で聴いている乾いた音とは違う。エデーコスターのバイブはこんな柔らかな優しい音だったかなー。ちょっと物足りない音のような気がしたが、これなら何時間聴いても疲れないと思った。
お客は誰も席を立とうともせず、静かに聴いている。やがて1人が帰った後に入れ替わり次の客が座った。先ほどのマスターらしき人が注文と同時にリクエストブックを見せているではないか。私だけでなく全員にリクエストを聞いていると判った。私だけ特別扱いする訳が無いよね。
しばらく粘っていたが夕方になってきたのでこの近くにあるもう一軒の店、アドリブへ向かう。ここも直に見つかり雑然とした狭い階段を2階へ上がっていったがお店は閉まっていた。がっかりして階段を下りるとオーナーが無愛想に「何か用かい」と2階から声を掛けてきた。
「今日は休みなの」と聞くと「7時からだ」と返事。7時まで待てないので諦めて東京へ向かう。
大都会の横浜にはまだまだ沢山のジャズ喫茶店はあると思うが、今回現存する最古のジャズ喫茶店にめぐり合えたのは幸運だった。 人生黄昏