枝で木の実をついばんでいるトリを見ていると、不思
議な光景を見ることがしばしばある。
種類の違っていても仲良くしているけど、そこにも序列
があることは分かっている。
身体の大きい方が、優先順位だ。
でも、その事に反する行動というのか、意味不明の行為
をするのかいる。
ヒヨドリの一羽がコムクドリの一羽に対してだけ枝に止ま
らせないで追い払うのだ。他のコムクドリには目もくれず
に飛んでいって追い払う行動に出る。
他にもう一種類、ムクドリも来ているが必要以上に意地
悪しているように思えない。
黙って様子を見ているが、どうも理由が分からない。
大変なトリの世界だなぁと感じてしまう。
人は、鳥と違って言葉があるので融和をはかり安いと思っ
たりして。
いつだったか「この様にして欲しい」と家内に頼んだ。
家内が母のベッド周りを清掃していた「今、手が離せないの
で後でね」と。
断りの返事であるが、もし、機嫌が悪かったならどの様な言
葉で帰ってくるだろうか。
気持ちいい返事、当たり障りの無い気を遣った返事は、1+1
=2と計算できるが、機嫌が悪かったら違った返事なり答え
も出せないということか。
この様に想像してみると、あのようなトリの世界でも問題が
あっても簡単明快であるのかも知れない。
このとらえ方は、正しいのだろうか疑問に思うところだ。
春風するめ