産地、どうでもいいや

 日曜日、長女が来たので「ビールあるぞ、飲んで
いかないか」と誘う。
長女は、「今日は、マラソンで走るので飲まないから」
と断られた。
夕方、マラソンから帰ってきたのでもう一度ビールを誘
うと家内が、ビールのつまみを冷蔵庫から出し、魚をコ
ンロで焼いて持ってきた。
「勇払の子持ちでシシャモでだよ」と、それを食べた長
女が「何かあまり、美味しくないんで無いの」というので
ある。
家内はすかさず、「樺太シシヤモと勘違いしているので
は、それとも本物と区別がつかないのかなぁ」と言い出
した。
買ってきた、パッケージには国産の記入になっているし
昨日、買い物に私も家内と一緒だったので間違いない。

そう思っていると家内から、「どちらが美味しい」と聞か
れたので、美味しければいいさぁ」と答えてしまった。

魚は捕れて帰る漁港が産地になると聞いていたし、昔は
日本近海での水揚げ物だったが、今じゃ輸入魚で店頭
に並んでいるので偽物本物という区別を、しないことにし
ている。
あとで、問題になるだろうか。
長女も、味に慣れたのか何もいわずに食べ始めた。

                        春風するめ