雪降る真っ只中に「ビーィ」と、街路樹の上を見たらヒヨドリだ。
去年の秋、家の周りの木を取り払ったのでリンゴを吊す事も出来
なくなってしまった。
それで「リンゴが無いぞ」と、叫んでいる気がする。
気の毒とおもうが、いま、この場所に無いのが事実だし、見ての
通り住みずらくなったんだ。あまり腹がすけないうちに他の場所に
行けと...、冷たい心で言ってしまったよ。
このヒヨドリをみて思い出す。
2012年の8月に台湾に行った時の添乗員さんの話だ。「日本は
綺麗な所で住み良いですねって」と、つづいて人口の話になった
「台湾は、一平方キロメートル辺りもう少しで1000人の人口です
よ」と。その時私は、「そうかい、ずいぶん狭いところに住んでいら
っしゃるんだな」って単純にうなずいたことを。
街を歩く人はエネルギッシュにあふれていて、あくせくしている感
じもなかった。どこが違うのだろうか、一平方キロメートル辺りの
人口が減り続けている日本。
人が多いと言うことは単純に豊かだということなのだと思う。
棲む環境にあわせないで生きていると、エサがないときのヒヨドリ
のように泣き叫ごという事になる。
そのようにならない為には、エサが無いかも知れないと疑ってたり
する行動をとるのも生活の知恵では無いかと、一往かんがえたい。
春風するめ
2012年8月18日 お寺で笛を吹いていた老人、とつぜん日本の童謡を3曲きかせてくれた。
笛吹き終わって、感謝をあらわすのに言葉がわからないので思わず手を上げた。
それに応えてくれた人でもありました。