木が少なくなってわかる..

 休みの日、何気に庭を見ていた。
黒い物が窓を掠(かす)めるように飛んでいく。
チョット大きめの鳥だ。
どんな鳥だろうかと期待して見てみると、カラスだよ。
カラス以外のトリを期待したが、何か興味ひく物がある
のだろうか。

いつものように、リンゴ吊してある枝にヒヨドリやムクド
リが止まっている所へ、カラスが割り込むように止まった。
ヒヨドリとムクドリは、庭の端の松の木に飛んでいった。

その光景を見て思い出した。
ニワトリを飼っていた頃、スズメが我が物顔でいて、その
そのスズメを狙って、ハヤブサが来たことを。
トリの敵はトリだという自然の掟を知ったものだ。
その事を今振りかえると、一つ成長して心豊かになったよ
うな気がした感じだ。
今は、もう体力の衰えというか、家の周りの環境が許さ
ないだろう。
それでニワトリを飼うのを止めたようなものだった。
後始末が大変だったな。
鶏小屋を解体するのが、ついでに木も冬の囲い支度するの
が大変というっことで木を倒してしまった。
今じゃ木も、3本になってしてしまった。

木が少なくなるとスズメの飛来は、まばらというところか。
カラスばかり目立つ、魅力の無い庭になってしまった。

仕方が無いと諦めようか。

                          春風するめ