今年も8月17日(土曜日)17時半より恒例の交通安全研修大会を開催しました。
今回も全社員が出席し戸田社長による開講の挨拶に続いて第1部の講演が始まりました。
今回の講師は昨年夏と同じくMS&ADインターリスク総研の松谷慎一郎様にお願いしました。
「事故傾向を踏まえた安全対策」をテーマに約1時間の講演でした。
弊社の車輌事故の特徴など、例年と違ってより突っ込んだ内容で大変説得力のある講演でした。弊社の事故傾向がより鮮明に浮き彫りになりました。
参加者全員が今後はどんな小さな事故も起こさない事を誓いました。
休憩を挟んで2部の勉強会では、山谷課長による「有給休暇に関する注意事項」その他を、続いて立嵜部長より「ドライバーの日常業務」や「DPD異常時の注意事項」を教わり、最後に2019年1月~6月の省燃費運転者上位3名と努力賞2名を表彰し交通安全研修大会を終了しました。
場所を変えての懇親会は、大いに盛り上がりいつも以上に和やかな大会となりました。
今大会にご尽力をいただきました三井住友海上火災保険の林支社長様、
札幌メンテナンスの武田社長様、その他関係者の皆様本当にありがとうございました。
今年度の冬の交通安全研修大会を1月26日17時半より札幌東区区民センターで行いました。
今回の講師はMS&ADインターリスク総研の貝塚先生にお願いしました。講演内容は「人間の認知能力と非合理性を認識しよう」でした。
いつもの講演と違い事故の映像は一つも無く違った角度から事故を捕らえ、途中テストなどもあり1時間があっという間に終わりました。
昨年事故を起こした人もそうでない人もこれからは絶対事故を起こさないぞと誓いました。
第二部の勉強会では廃棄物処理法の概要と日常点検の追加項目、COP24カトヴィツェ会議の結果と評価を勉強し最後に昨年下期の省燃費運転者上位6名を表彰し中身の濃い安全大会を無事終了しました。
今回の安全研修大会に際し三井住友海上札幌第三支社長様、札幌メンテナンス社長様他 計5名の皆様のご尽力を賜りました。本当にありがとうございました。
場所を変えての懇親会では飲んで食べて明日からの鋭気を養い解散しました。
先日娘が札響の第610回定期演奏会のチケットをプレゼントしてくれた。
あいにくその日は出番だったがK係長が快く次の週と変わってくれたのでKitaraに妻と出かけた。(K係長、ありがとう)。クラシックコンサートは何年ぶりだろう。席は1階の4列の右端でこんな前で聴くのは初めてなのでいやが上にも期待が高まる。13:20開場、14:00開演で曲目はドヴォルジャークのチェロ協奏曲と、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。指揮者は飯守 泰次郎さん、チェロ独奏者は石坂 団十郎さんで、石坂さんは1979年日本人とドイツ人の両親のもとドイツに生まれ39歳の若手でヨーロッパを拠点に世界各国で活躍しているとの事。照明が暗くなり楽団員が着席してオーボエによる音あわせが始まる。会場が色々な楽器の“ラ”の音に包まれる。この一瞬がCDでは味わえない至福のひと時です。やがて始まる演奏に期待が膨らみ気分が高揚する。チェリストの石坂さんが登場、背が高くかなりハンサム。拍手とともに指揮者も登場、一瞬の静寂後、指揮棒を振り下ろすとおなじみのチェロ協奏曲が始まった。ああ生はいいな。全ての音が柔らかく身体を包み込んでくれる。フォルテシモでも全然うるさく感じない。自宅のスピーカーだとこうはならない。やっぱり生は最高です。
第一楽章が終わったら後ろの団体さんが拍手。ご愛嬌か。チェロ協奏曲が終わって鳴り止まぬ万雷の拍手に応えてバッハの無伴奏チェロソナタをアンコール演奏して第1部が終わりました。
第2部はチャイコフスキーの「悲愴」です。チャイコフスキーはこの「悲愴」を初演の指揮をして6日後に(9日後との説もあり)コレラで亡くなったそうです。「悲愴」はチャイコフスキーの白鳥の歌となりました。第一楽章の冒頭、コントラバスの弱音に小さくうめくようなファゴットの出だしで始まりましたが、かすかな音もはっきり聞え、さすがKitara。第二主題の美しいメロデー後の大音量のジャン・ジャジャジャーンも指揮者の指揮棒を見ているといつ鳴るか分かるので驚かない。曲が進んで第3楽章が終わると、又後ろの団体さんが拍手。初めてのコンサートなのかな。交響曲は、ほとんどが第4楽章まであるんだよ。拍手したうちの1人が「又間違っちゃった」とコメント。ご愛嬌、ご愛嬌。
指揮者の飯守さんは2曲とも暗譜で指揮をしていました。2曲とも得意なレパートリーとお見受けしました。曲が終わり途切れることが無い拍手に応えて何回かステージに戻ってきたがアンコールは無かった。幸せ気分にどっぷりと浸り余韻を楽しんでいたら周りは既に皆退場。慌てて席を立つ。しかし生は良いな。本当に良いなあー。当分は家では音楽を聴く気になれないよ。娘とK係長ありがとう。コンサートから帰って後2~3日は「悲愴」の第一楽章のメロデーが頭の中で鳴っていました。
クルレンツィスのCDから始まって今年の6月は「悲愴」に縁のある月でした。
又機会があったらコンサートに行きたいと思っています。 人生黄昏
先日行きつけのレコードショップでジャズの再販CDを物色していたら、クラッシックコーナーにあったチャイコフスキーの「悲愴」が目に入った。指揮者は今話題のギリシャ生れのテオドール・クルレンツィスで、少し前のオーディオ雑誌に取り上げられていたのを思い出した。CDに2017年のレコードアカデミー賞大賞受賞のステッカーが張ってあつた。迷わず購入し家に帰って早速聞いてみた。
冒頭のファゴットが消え入るようにかすかに聞える。極端なピアニシモの演奏で思わずボリュームを上げたくなる。しかしこの曲は美しい第二主題の後に突然ドカンと来るので、うっかりボリュームをあげられない。天国的な美しいメロデーに酔いしれていると突然ドカン来て飛び上がることになる。その個所を過ぎるまでなんとなく落ち着かない。クルレンツィスの「悲愴」は特に強弱が激しいので要注意である。しかしながらこのCDの第一楽章は非常に美しく私の持っている「悲愴」の中ではとても満足のいくものであった。
私が所有している「悲愴」の数は調べてみると意外と少なくCD6枚、LP4枚の計10枚しかなかった。演奏時間を調べてみると、どれも43分~48分でクルレンツイスは46分31秒と平均的だった。チェリビダッケは57分39秒と長くこの指揮者の面目躍如といったところか。
クルレンツイスの「悲愴」の紹介記事に、“この指揮者は天才か、悪魔か、ギリシャの鬼才が放つロマン派の交響曲”と載っていた。
これからベートーヴェン、マーラーの交響曲チクルスにも取り組むとのことで、今年の日本クラッシック界の話題をさらうことだろう。 人生黄昏