はらわたが煮えくり返る

2~3日前にNHKのニュースで英語民間試験の延期が放送されていた。
突然の延期の発表にこれまでの対応に追われていた高校からの戸惑いや、怒りの声が取り上げられていた。
その中でさいたま市のある高校の校長先生がインタビュに応えて「はらわたが煮えくり返るほど悲しいです」と言っていた。
“はらわたが煮えくり返る”とは最大限の怒りを表す形容で、悲しいとは結びつかないと思い広辞苑で調べると“怒りに堪えられないさまの形容”と出てくる。
“はらわたがちぎれる”なら、悲しみなどにたえられない状態となっていて、煮えくり返ると、ちぎれるを間違ったのかと思ったのだがNHKの全国ニュースで2回も放送され、しかも校長先生の話となると、こんな使い方もあるのかなと、自信が無くなる。
後でNHK NEWS WEBを見るとこのニュースを取り上げていて
さいたま市の田中淳子校長の話として「はらわたが煮えくり返る思いです」と悲しいですが、思いですに変えられていた。
校長先生でも使い方を間違うこともあるのだ、日本語は難しいと思いました。
                     人生黄昏

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